スポンサーリンク

賄賂とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

スポンサーリンク

賄賂

「賄賂を受け取る」などのように使う「賄賂」という言葉。

「賄賂」は、音読みで「わいろ」と読みます。

「賄賂」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

スポンサーリンク

賄賂の意味

「賄賂」には次の二つの意味があります。

1 自分の利益になるようとりはからってもらうなど、不正な目的で贈る金品。
2 公務員または仲裁人の職務に関して授受される不法な報酬。金品に限らず、遊興飲食の供応、名誉・地位の供与なども含む。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

賄賂の意味①「自分の利益になるようとりはからってもらうなど、不正な目的で贈る金品。」

「賄賂」の一つ目の意味は「自分の利益になるようとりはからってもらうなど、不正な目的で贈る金品。」です。

「賄賂を贈る」は、お金や物を相手に渡す見返りに、自分に都合がいいようにしてもらう、という意味になります。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・山のような賄賂と引き替えにどんな要求をするかわかったものではない。
意味:(出典:茅田砂胡『デルフィニア戦記 第7巻 「コーラルの嵐」)

・まず自分の子が出来る前からして神下の所に行って賄賂を遣って置くです。
(出典:河口慧海『チベット旅行記』)

・もちろん各方面への賄賂に金がかかるが、その何倍もの利益は確実だ。
(出典:星新一『殿さまの日』)

・ぼくはあっさりと、賄賂の額が高すぎる土地を、避けるようにしていたよ。
(出典:ハインライン『愛に時間を1』)

スポンサーリンク

類語

・貢ぎ物(みつぎもの)
意味:支配者が税としてとりたてる物品。また、被支配者が献上する品物や金。(出典:デジタル大辞泉)

・便宜(べんぎ)
意味:つごうのよいこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

・裏金(うらがね)
意味:取引などで、こちらの思うように事を運ぶため、表に出さないで、相手に与える金銭。(出典:精選版 日本国語大辞典)

・献金(けんきん)
意味:ある目的に役立ててもらうように、金銭を献上すること。(出典:デジタル大辞泉)

賄賂の意味②「公務員または仲裁人の職務に関して授受される不法な報酬。金品に限らず、遊興飲食の供応、名誉・地位の供与なども含む。」

「賄賂」の二つ目の意味は「公務員または仲裁人の職務に関して授受される不法な報酬。金品に限らず、遊興飲食の供応、名誉・地位の供与なども含む。」です。

ニュースでよく聞く「賄賂の疑いで逮捕」はこちらの意味で使われています。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・江戸の文化は、皮肉に見ると賄賂政策のおかげだということもできる。
(出典:松本清張『鬼火の町 新装版』)

・が、政府の役人に賄賂を渡しておったんで、死刑にはならんですんだ。
(出典:馳星周『夜光虫』)

・工場の金や食料をばらまいて手下を集め、上の方にも賄賂を使いました
(出典:日野啓三『聖岩 Holy Rock』)

・その賄賂の多寡たかによって、例外なく、正確にお役のがれができたという。
(出典:稲垣史生『考証[時代劇]』)

スポンサーリンク

類語

・贈賄(ぞうわい)
意味:賄賂をおくること。(出典:デジタル大辞泉)

・収賄(しゅうわい)
意味:賄賂を受け取ること。(出典:デジタル大辞泉)

・買収(ばいしゅう)
意味:ひそかに利益を与えて、自分の有利になるように人を動かすこと。(出典:デジタル大辞泉)

・口止め料(くちどめりょう)
意味:口外を禁じるために与える金品。(出典:デジタル大辞泉)

タイトルとURLをコピーしました