長い目で見る
「新人の成長を長い目で見る」などのように使う「長い目で見る」という言葉。
「長い目で見る」は、訓読みで「ながいめでみる」と読みます。
「長い目で見る」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「長い目で見る」の意味や使い方や類語について、用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
長い目で見るの意味
「長い目で見る」には次の意味があります。
・現状だけで判断を下さず、気長に将来を見守る。(出典:デジタル大辞泉)
「長い目」というのは、長期的な視点や心の持ち方のことを指すたとえです。
「見る」は見守ることであり、「長い目で見る」とは、人や物事の成長や将来をすぐには判断せずに、期待して見守ることを意味する慣用句です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・子供の成長は、ほかの子と比べないで、長い目で見ることが必要だよ。
・新入社員を育てるためには、指導者である先輩が長い目で見て継続することの大切さを教えていくことが重要である。
・目先の利益に捕らわれないように、長い目で見て仕事や生活のことを考えていこう。
類語
・気長(きなが)
意味:ゆっくりと構えて、せかせかしないさま。気が長いさま。また、そういう性質。(出典:デジタル大辞泉)
・展望(てんぼう)
意味:社会の動き、人生の行く末などを見渡すこと。見通すこと。見通し。(出典:デジタル大辞泉)
・概観(がいかん)
意味:物事のあらましを見渡すこと。また、大体のありさま。(出典:デジタル大辞泉)
・大局的(たいきょくてき)
意味:大きな立場から事実を判断したり、それに対して行動したりするさま。大乗的。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・長期的(ちょうきてき)
意味:物事が長い期間つづくさま。長期にわたる様子。(出典:精選版 日本国語大辞典)