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道理とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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道理

「道理にそって行動する」などのように使う「道理」という言葉。

「道理」は、音読みで「どうり」と読みます。

「道理」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「道理」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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道理の意味

「道理」には次の二つの意味があります。

1 物事がそうあるべきすじみち。ことわり。わけ。
2 人の行うべき正しい道。(出典:大辞林 第三版)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

道理の意味①「物事がそうあるべきすじみち。ことわり。わけ。」

「道理」の一つ目の意味は「物事がそうあるべきすじみち。ことわり。わけ。」です。

理屈が通っているという意味で「道理で」という使い方をする場合もあります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・見覚えがないのも道理、確か、ついこのあいだまで工事中だったビルだ。
(出典:山本弘/友野詳/高井信『妖魔夜行 深紅の闇』)

・物の道理に従って素直に誠実に料理をやっているものが一人としてないのである。
(出典:北大路魯山人『伝不習乎』)

道理でさっきから磯川警部が、しきりに時間を気にしていたと思い当たった。
(出典:横溝正史『金田一耕助ファイル19 悪霊島 上』)

・まして、帽子を深く被り、頭を下げていれば前が見えないのも道理だ。
(出典:清松みゆき/柘植めぐみ/友野詳『妖魔夜行 影と幻の宴』)

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類語

筋道(すじみち)
意味:物事がそうなっているわけ。事の条理。道理。(出典:デジタル大辞泉)

理(ことわり)
意味:物事の筋道。条理。道理。(出典:デジタル大辞泉)

論理(ろんり)
意味:物事の中にある道理。また、事物間の法則的なつながり。(出典:精選版 日本国語大辞典)

条理(じょうり)
意味:社会における物事の筋道。道理。(出典:大辞林 第三版)

道理の意味②「人の行うべき正しい道。」

「道理」の二つ目の意味は「人の行うべき正しい道。」です。

「道理にそって行動する」はこの二つ目の使い方になります。
「人として行うべき正しい道にそって行動する」という意味です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・生まれつき傲慢で身勝手な男に道理をわからせるのは、かんたんな仕事ではない。
(出典:橘香いくの『ブランデージの魔法の城2 魔王子さまと鏡の部屋の秘密』)

道理ある医師の言葉に服して再びその門を出たという先生の悔恨をも胸に描いて見た。
(出典:島崎藤村『新生』)

・キリストや孔子は何千年の昔から道理を説いていたことを知れば足りるのさ。
(出典:坂口安吾『明治開化 安吾捕物』)

・習慣に従うのと道理に従うのといずれが重いという場合である。
(出典:村井弦斎『食道楽』)

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類語

倫理(りんり)
意味:人として守るべき道。道徳。モラル。(出典:大辞林 第三版)

道徳(どうとく)
意味:人々が、善悪をわきまえて正しい行為をなすために、守り従わねばならない規範の総体。(出典:デジタル大辞泉)

節義(せつぎ)
意味:節操と道義。人としての正しい道を踏み行うこと。(出典:デジタル大辞泉)

モラル
意味:道徳。倫理。また、人生・社会に対する精神的態度。(出典:大辞林 第三版)

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