運勢
「今週の運勢を確認する」などのように使う「運勢」という言葉。
「運勢」は、音読みで「うんせい」と読みます。
「運勢」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「運勢」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
運勢の意味
「運勢」には次の意味があります。
・人の持っている幸運・不運の巡り合わせ。（出典：デジタル大辞泉）
「運勢」とはつまり、「持って生まれた運命のこと。運命の進み方。」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・生まれて以来、自分の運勢には絶対的な自信を持っていたからである。
（出典：茶屋二郎『遠く永い夢(下)-関ヶ原 戦勢逆転の真実』）
・あなたに眼をつけさせてくれた運勢は、私に幸いしたというものです。
（出典：佐藤正彰訳『千一夜物語』）
・だから運勢の占いなんて商売が何を本当はやってるのか知りはしないんだ。
（出典：シェイクスピア／大山敏子訳『ウィンザーの陽気な女房たち』）
・成功か不成功かという自分の運勢くらいは、正確に予測することが出来ました。
（出典：チェーホフ／中村白葉訳『チェーホフ短編集「燈火」』）
・被害者を見た市川さんが、自分が運勢を鑑定したことのある客だと言った。
（出典：森村誠一『棟居刑事の推理』）
類語
・運命（うんめい）
意味：人間の意志を超えて、幸福や不幸、喜びや悲しみをもたらす超越的な力。また、その善悪吉凶の現象。巡り合わせ。運。命運。転じて、幸運、寿命、今後の成り行き。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・天運（てんうん）
意味：天から与えられた運命。自然の理法。（出典：デジタル大辞泉）
・巡り合わせ（めぐりあわせ）
意味：自然にめぐってくる運命。まわりあわせ。（出典：デジタル大辞泉）
・星回り（ほしまわり）
意味：人間の運命を左右するという星の巡り合わせ。運命。（出典：デジタル大辞泉）
・宿命（しゅくめい）
意味：生まれる以前から定まっている運命。宿運。しゅくみょう。（出典：精選版 日本国語大辞典）
