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軽はずみとは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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軽はずみ

「軽はずみな発言」などのように使う「軽はずみ」という言葉。

「軽はずみ」は、訓読みで「かるはずみ」と読みます。

「軽はずみ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「軽はずみ」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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軽はずみの意味

「軽はずみ」には次の二つの意味があります。

1 その時のはずみで、深い考えもなしに言ったり、したりすること。また、そのさま。軽率。
2 ちょっとしたこと。軽妙なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

軽はずみの意味①「その時のはずみで、深い考えもなしに言ったり、したりすること。また、そのさま。軽率。」

「軽はずみ」の一つ目の意味は「その時のはずみで、深い考えもなしに言ったり、したりすること。また、そのさま。軽率。」です。

軽いものを地面に落とすと弾むように、重みのない=深い考えのない言動をしてしまうことをいいます。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・あなたは、ぼくが軽はずみに言っていると思ってらっしゃるんでしょう?
(出典:ツルゲーネフ/佐々木彰訳『父と子』)

・相手が赤ん坊だから、軽はずみはいけないと思って、薬は出さなかった。
(出典:植村直己『エベレストを越えて』)

・長官の娘の前でこんなことを言うのは軽はずみだったと老婆は思った。
(出典:スタンダール/大久保和郎訳『パルムの僧院(下)』)

・私にはそんな軽はずみなことをしがちな悲しい習性があったのである。
(出典:太宰治『列車』)

・もしそうだとすると、私の軽はずみじるほかないような気がいたします。
(出典:下村湖人『次郎物語』)

軽はずみの意味②「ちょっとしたこと。軽妙なこと。また、そのさま。」

「軽はずみ」の二つ目の意味は「ちょっとしたこと。軽妙なこと。また、そのさま。」です。

俳句や浮世草子など、昔の作品における「軽はずみ」は、しばしばネガティブな表現ではないこの意味合いで用いられています。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・ここでもまた、わたしの一生にたいへん多い軽はずみの一つが見られる。
(出典:ルソー/桑原武夫訳『告白(上)』)

・それはもはや自由な民の軽はずみな欲望の臆病な実行者ではなかった。
(出典:ゴーゴリ/原久一郎訳『隊長ブーリバ』)

軽はずみに答える前に、いまの事態をよくのみこんでもらっておいたほうがよい。
(出典:バローズ/小西宏訳『火星の幻兵団』)

・以前は魅力ある軽はずみな少女に過ぎなかった。
(出典:ゴーゴリ/原久一郎訳『隊長ブーリバ』)

・そんなことで落着けないということが巳一にわざと軽はずみな調子を与え、そして興奮させた。
(出典:島尾敏雄『出発は遂に訪れず』)

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