転勤
「札幌に転勤する」などのように使う「転勤」という言葉。
「転勤」は、音読みで「てんきん」と読みます。
「転勤」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「転勤」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
転勤の意味
「転勤」には次の意味があります。
・同じ官庁や企業などの中で、勤務地が変わること。（出典：デジタル大辞泉）
わかりやすく言うと「同じ会社に勤めながら、これまでとは違う場所で仕事をすること」という意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・遠藤は転勤を機会に何年かの自由を得たかったのではないかとも思える。
（出典：高橋克彦『春信殺人事件』）
・転勤のある企業と結婚前に知って、結婚をやめようかと考えた妻もいる。
（出典：沖藤典子『転勤族の妻たち』）
・しかし一方では、夫の転勤が妻にとって不幸ばかりでないのも事実である。
（出典：沖藤典子『転勤族の妻たち』）
・一人は札幌に転勤中、一人は東京の大学の近くで下宿生活を送っている。
（出典：阿刀田高『空想列車(上)』）
・麻美は結婚して夫が熊本支社に転勤になったので一緒について来たのだ。
（出典：峰隆一郎『西鹿児島発「交換殺人」特急』）
類語
・転校（てんこう）
意味：ある学校から他の学校に移ること。（出典：デジタル大辞泉）
・転職（てんしょく）
意味：他の職に変わること。（出典：デジタル大辞泉）
・離職（りしょく）
意味：職務から離れること。（出典：デジタル大辞泉）
・異動（いどう）
意味：地位、勤務、住所などが変わること。新任、退任などの人事の動き。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・移行（いこう）
意味：ある状態から他の状態へ移っていくこと。（出典：デジタル大辞泉）
