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貫通とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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貫通

「弾丸が貫通する」などのように使う「貫通」という言葉。

「貫通」は、音読みで「かんつう」と読みます。

「貫通」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「貫通」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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貫通の意味

「貫通」には次の二つの意味があります。

1 ある物の中を貫いて通ること。
2 広く物事に通じていること。通暁。通達。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

貫通の意味①「ある物の中を貫いて通ること。」

「貫通」の一つ目の意味は「ある物の中を貫いて通ること。」です。

この意味では端から端まで貫き通ることを指し、「銃弾が体を貫通した」などのように使います。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・さらにそこだけではなく、弾丸は建物を連続して二つも三つも貫通する。
(出典:小川一水,田中芳樹『レインボウ・プラネット 灼熱の竜騎兵シェアードワールズ』)

・それは右から左へとあたかも頭を貫通しているかのような印象であった。
(出典:藤村由加『人麻呂の暗号』)

・それは、第一の被害者の喉を貫通していたものと全く同じものだった。
(出典:西村京太郎『夜ごと死の匂いが』)

・谷を貫通している川がはっきり外観の異なる二つの地域に谷を分けている。
(出典:フローベール/白井浩司訳『ボヴァリー夫人』)

・氷塊が屋根を貫通したのだろうが、振り向いて確認している余裕はない。
(出典:E・E・スミス/川口正吉訳『ヴァレロンのスカイラーク』)

貫通の意味②「広く物事に通じていること。通暁。通達。」

「貫通」の二つ目の意味は「広く物事に通じていること。通暁。通達。」です。

この意味を分かりやすくいうと、「多くのことをよく理解していること」です。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・それでいて、確かに何かがアバターを内側まで貫通している異様な感覚。
(出典:川原礫『アクセル・ワールド 第11巻 -超硬の狼』)

・それが千古を貫通した我々の自然であつたかも知れぬからである。
(出典:柳田国男『家を持つといふこと』)

・バッテリーの照明がすぐ接続され、人々は行動が貫通したことを知った。
(出典:E・E・スミス/小西宏訳『(レンズマン・シリーズ5) ファースト・レンズマン』)

・天地人三才を貫通したるが王の字となるのである。
(出典:出口王仁三郎『水鏡』)

・彼は多くの物事に貫通している。

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