討論
「討論会を開く」などのように使う「討論」という言葉。
「討論」は、音読みで「とうろん」と読みます。
「討論」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「討論」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
討論の意味
「討論」には次の意味があります。
・互いに議論を戦わせること。意見を出して論じ合うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
わかりやすく言うと「異なる意見を言い合うこと」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・重役室には明るい灯がつき、討論しあう高い声が廊下にまで流れていた。
(出典:開高健『パニック・裸の王様』)
・そしてそれぞれ観察したり調査したところを、互に報告しあって討論した。
(出典:中山義秀『碑・テニヤンの末日』)
・そして首脳部の人々は、脱出方法について熱心な討論をつづけていった。
(出典:海野十三『怪星ガン』)
・高い青天井の下でいろいろなことを討論し、喧嘩してはまた仲直りした。
(出典:クリスティ/赤冬子訳『茶色の服を着た男』)
・劉備が会議に呼ばれなかったのは、彼が討論の対象とされたからである。
(出典:陳舜臣『秘本三国志 4 (四)』)
類語
・言い合い(いいあい)
意味:言い争うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・争論(そうろん)
意味:互いに自分の意見を主張して議論すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・議論(ぎろん)
意味:互いの意見を述べて論じ合うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・物言い(ものいい)
意味:異議を口に出すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・論争(ろんそう)
意味:・互いに言い争うこと(出典:デジタル大辞泉)