親近感
「親近感がある人だ」などのように使う「親近感」という言葉。
「親近感」は、音読みで「しんきんかん」と読みます。
「親近感」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「親近感」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
親近感の意味
「親近感」には次の意味があります。
・自分に近いものと感じて抱く、親しみの気持ち。(出典:デジタル大辞泉)
「親近感」をわかりやすく言うと「人や場所などに対する感情で、親しい感じ、身近な感じ」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・日本で生まれ日本で育った子だから、日本人に対する親近感の方が強い。
(出典:森瑤子『別れ上手』)
・彼は自分と同時代の人々よりも、彼らの方にいっそうの親近感を感じた。
(出典:クラーク『都市と星』)
・名前に同じ文字が入っているので、何か親近感をもってしまいますね。
(出典:今野緒雪『スリピッシュ! 1 ―東方牢城の主―』)
・そのせいか武田は親近感を憶え、異国に来ているという気がしなかった。
(出典:高杉良『勇気凜々』)
・廊下で交わした長くない会話で、私は彼に親近感を抱くようになっていた。
(出典:有栖川有栖『朱色の研究』)
類語
・気さく(きさく)
意味:人柄がさっぱりしていて、こだわらないさま。気取りがなく親しみやすいさま。(出典:デジタル大辞泉)
・馴染み深い(なじみぶかい)
意味:長い間なれ親しんでいる。深くなじんでいてよく知っている。(出典:デジタル大辞泉)
・親密(しんみつ)
意味:非常に親しいこと。きわめて仲のよいこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・フレンドリー
意味:友好的であるさま。親しみやすいさま。(出典:デジタル大辞泉)
・気が合う(きがあう)
意味:考え方や感じ方が通じ合う。(出典:デジタル大辞泉)