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蛇の道は蛇とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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蛇の道は蛇

「蛇の道は蛇というからあの人に聞いてみよう」などのように使う「蛇の道は蛇」という言葉。

「蛇の道は蛇」は、「じゃのみちはへび」と読みます。

「蛇の道は蛇」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「蛇の道は蛇」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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蛇の道は蛇の意味

「蛇の道は蛇」には次の意味があります。

同類の者は互いにその社会、またその方面のことに通じているということのたとえ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

言い換えると、同種の仕事や同じような生き方をしてきた者のすることは、おおむね見当がつくということの例えです。
あまり良い意味では用いられず、悪行のことは悪人に聞け、というような意味で使用されます。
もともとは、「蛇の道は小さけれども朽縄(くちなわ)が知る」という言い回しで使われていました。「朽縄」は小さい蛇の古い呼称で、蛇が通る道は蛇が知っている、小さな蛇でも同じ蛇だから大蛇の考えや行動がわかる、というような意味で使われていました。
「蛇の道」は「へびのみち」とは読まないので注意が必要です。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・で、蛇の道は蛇とやら云って、悪い奴ですから悪い事には直ぐ気がつきます。
(出典:甲賀三郎『支倉事件』)

蛇の道は蛇というのはまったく此の事かも知れませんね。
(出典:岡本綺堂『半七捕物帳』)

・いや、人丸左陣殿貴殿のお噂は蛇の道は蛇でとうより承知致しております。
(出典:国枝史郎『蔦葛木曽棧』)

蛇の道は蛇で、忍者が潜入するのに、どこをえらぶかは、まず大体の見当はつくと見える。
(出典:山田風太郎『風来忍法帖』)

蛇の道は蛇で、こういう裏社会がらみの訴訟は、その筋からつっつくのが一番よ。
(出典:平安寿子『素晴らしい一日』)

類語

餅は餅屋(もちはもちや)
意味:餅は餅屋のついたものがいちばんうまい。その道のことはやはり専門家が一番であるというたとえ。(出典:デジタル大辞泉)

芸は道によって賢し(げいはみちによってかたし)
意味:何事もその道の専門家がよく知っている。餅は餅屋。(出典:デジタル大辞泉)

性は道によって賢し(せいはみちによってかしこし)
意味:人の性質は、各自の専門によって、おのずから練磨され向上する。どの分野の人でも、それぞれ仕事に精進することで、素人には及びもつかない技芸や知恵を身につけていることをいう。(出典:ことわざを知る辞典)

毒を以て毒を制す(どくをもってどくをせいす)
意味:悪を除くために他の悪を利用することのたとえ。(出典:ことわざを知る辞典)

楔を以て楔を抜く(くさびをもってくさびをぬく)
意味:悪を取り除くには悪を以てすることのたとえ。(出典:デジタル大辞泉)

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