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武士は食わねど高楊枝とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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武士は食わねど高楊枝

「武士は食わねど高楊枝という顔をする」などのように使う「武士は食わねど高楊枝」という言葉。

「武士は食わねど高楊枝」は、「ぶしはくわねどたかようじ」と読みます。

「武士は食わねど高楊枝」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「武士は食わねど高楊枝」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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武士は食わねど高楊枝の意味

「武士は食わねど高楊枝」には次の意味があります。

武士は貧しくて食事ができなくても、あたかも食べたかのように楊枝を使って見せる。武士の清貧や体面を重んじる気風をいう。また、やせがまんすることにもいう。(出典:デジタル大辞泉)

昔の武士の気風から、苦しさを表に出さず、気高く生きることを意味します。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・私たちは武士は食わねど高楊枝という顔をして、ひょろひょろと本郷通りを歩いていた。
(出典:福永武彦『第五随筆集 書物の心』)

武士は食わねど高楊枝、というようなことを言っておられぬ身分の者ばかりでありました。
(出典:中里介山『大菩薩峠』)

・江戸の侍が「武士は食わねど高楊枝」と言うけれども、そんなものは江戸だから言えたことに過ぎない。
(出典:養老孟司『バカの壁』)

・私の父などはいわゆる「武士は食わねど高楊枝」を地でいっていたようなものでした。
(出典:浅田次郎『壬生義士伝 上』)

武士は食わねど高楊枝どころか、食いまくって高楊枝なのである。(出典:里中哲彦『鬼平犯科帳の真髄』)

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類語

痩せ我慢(やせがまん)
意味:無理に我慢して平気を装うこと。負け惜しみをして無理を忍ぶこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

虚勢を張る(きょせいをはる)
意味:自分の弱い所を隠して、外見だけは威勢のあるふりをする。からいばりをする。(出典:デジタル大辞泉)

強がり(つよがり)
意味:弱みを見せまいとして、虚勢を張ること。また、その人。(出典:デジタル大辞泉)

空元気(からげんき)
意味:うわべだけ元気よく見せること。また、見せかけの元気。(出典:デジタル大辞泉)

負けん気(まけんき)
意味:負けたくないと思う気持ち。(出典:デジタル大辞泉)

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