自室
「自室に籠る」などのように使う「自室」という言葉。
「自室」は、音読みで「じしつ」と読みます。
「自室」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「自室」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
自室の意味
「自室」には次の意味があります。
・自分の部屋。自分が使っている室。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「自室」とは、自分の部屋と言う意味の言葉です。また、子供に与える個室のことを子供部屋と言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・私が料理をしている間に彼は二階の自室からおりてきてテーブルについた。
(出典:乙一『ZOO』)
・彼はそれ以上一言も言わずに寝室のドアを引き、自室に戻ってしまった。
(出典:アレクサンドル・デュマ/泉田武二訳『モンテ・クリスト伯』)
・王妃はもうなにもいわず、無言のうちに食事を終わって自室にもどった。
(出典:カザノヴァ/田辺貞之助訳『カザノヴァ回想録 第二巻』)
・小説を成功させるためには、自室にテレビが絶対に必要だとも思った。
(出典:吉村昭『一家の主』)
・その時すでに十時を過ぎていたので、よし子は自室へ引き取らせていた。
(出典:森村誠一『分水嶺』)
類語
・書斎(しょさい)
意味:個人の家で、読書や書き物をするための部屋。(出典:デジタル大辞泉)
・私室(ししつ)
意味:公共の建物で、特定の個人が使用する部屋。(出典:デジタル大辞泉)
・個室(こしつ)
意味:一人で使う部屋。個人用の部屋。(出典:デジタル大辞泉)
・子供部屋(こどもべや)
意味:子供専用の部屋。子供のために用意した部屋。(出典:デジタル大辞泉)
・部屋(へや)
意味:家の中をいくつかに仕切ったそれぞれの空間。(出典:デジタル大辞泉)