膨張
「空気を膨張させる」などのように使う「膨張」という言葉。
「膨張」は、音読みで「ぼうちょう」と読みます。
「膨張」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「膨張」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
膨張の意味
「膨張」には次の意味があります。
・物体の体積が条件変化によって増加すること。(出典:日本大百科全書)
飲み物をペットボトルごと凍らせておくと中身が大きくなったようにパンパンに膨らみます。
そのような現象が「膨張」です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・これらの熱によってガスの温度が上昇すればガスは膨張しようとする。
(出典:田中芳樹『薬師寺涼子の怪奇事件簿6 夜光曲』)
・これは高温によって惑星の大気が膨張しているためだと考えられている。
(出典:田中芳樹『薬師寺涼子の怪奇事件簿6 夜光曲』)
・予期せざる百合との出会いによって、夢が膨張し、意外な形に展開した。
(出典:森村誠一『日蝕の断層』)
・それで加熱された装置が膨張して、音の原因になっているのだろうか?
(出典:梅原克文『カムナビ(下)』)
・大きく膨張するように水位を上げ、水虎たちの体を一層軽く感じさせた。
(出典:荒俣宏『帝都物語5』)
類語
・破裂(はれつ)
意味: 内部からの圧力などによって、勢いよく割れさけること。
(出典:デジタル大辞泉)
・肥大(ひだい)
意味:細胞の容積が大きくなり臓器,組織が大きくなること.
(出典:栄養・生化学辞典)
・増殖(ぞうしょく)
意味:生物の細胞・組織や個体が量的に増加すること。
(出典:デジタル大辞泉)
・浮腫む(むくむ)
意味:体組織に余分な組織液がたまり、からだの全体、または一部分がはれたようになる。
(出典:デジタル大辞泉)
・充満(じゅうまん)
意味:一定の空間などに、あるものがいっぱいにみちること。
(出典:デジタル大辞泉)