快感
「快感にひたる」などのように使う「快感」という言葉。
「快感」は、音読みで「かいかん」と読みます。
「快感」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「快感」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
快感の意味
「快感」には次の意味があります。
・こころよい感じ。いい気持ち。（出典：デジタル大辞泉）
目指すものを達成したり困難を乗り越えた時などに感じるあの清々しい感情です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それは自分の血を吸っていた蚊をうまく叩き潰した時の快感に似ていた。
（出典：坂東眞砂子『山妣』）
・物質的豊かさによって得られる快感は、実はそれほど大きくありません。
（出典：岩月謙司『女は男のどこを見ているか』）
・整理しなければならないのだが、このままにしておくのも一種の快感だった。
（出典：片岡義男『夏と少年の短篇』）
・香奈はこれまで体中に溜ため込んだ快感を一気に爆発させようとしていた。
（出典：サタミシュウ『私の奴隷になりなさい』）
・その一瞬の、恐怖とも快感ともつかない感覚が、ボクは気に入っている。
（出典：山本弘『サーラの冒険 Extra 死者の村の少女』）
類語
・興奮(こうふん)
意味：刺激を受けて感情がたかぶること。また、その感情のたかぶり。
（出典：精選版 日本国語大辞典）
・壮快(そうかい)
意味：気力が充実し、気持ちのよいこと。元気にあふれ心地よいこと。
（出典：デジタル大辞泉）
・歓喜(かんき)
意味：非常に喜ぶこと。また、心からの喜び。
（出典：デジタル大辞泉）
・快哉(かいさい)
意味：ああ愉快だと思うこと。胸がすくこと。
（出典：デジタル大辞泉）
・酔心(すいしん)
意味：うっとりとしたよい心持。
（出典：精選版 日本国語大辞典）
