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安本丹とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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安本丹

「安本丹な人」などのように使う「安本丹」という言葉。

「安本丹」は、音読みで「あんぽんたん」と読みます。

「安本丹」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「安本丹」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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安本丹の意味

「安本丹」には次の意味があります。

間が抜けていて愚かなこと。また、そういう人。(出典:デジタル大辞泉)

魚「かさご(笠子)」の異名でもあります。寛政の末頃、江戸市中に出盛りましたが、まずかったのでこの魚を指すようになりました。
語源には諸説がありますが、一説にアホウから生じたアホタラ、アホ太郎を、「反魂丹」「万金丹」などの薬名になぞらえたものと言われます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

あんぽんたんは通弁さんだということを知っているからニコリと笑った。すると、通弁さんもニコリと笑った。
(出典:長谷川時雨『旧聞日本橋』)

・ある雨の季節に、この暗愚国のあんぽんたんな王様の邸の壁が崩れた。
(出典:日本民話の会編訳『世界昔ばなし(下) アジア・アフリカ・アメリカ』)

・奇人たちは魔物の咆哮もその怪異な姿かたちも、まるっきり無視して安穏と暮らしておりましたし、なかには親交をむすぶ安本丹もおりました。
(出典:古川日出男『アラビアの夜の種族2』)

・世の安本丹、青二才、没字漢どの。
(出典:バルザック/小西茂也訳『風流滑稽譚(第三輯)』)

・最近ではほとんど耳にしなくなったが、「アンポンタン」という日本語がある。
(出典:阿辻哲次『漢字のなりたち物語』)

類語

馬鹿(ばか)
意味:知能が劣り愚かなこと。また、その人や、そのさま。人をののしっていうときにも用いる。(出典:デジタル大辞泉)

阿呆(あほう)
意味:知能が劣っているさま。また、そのような人、行動。(出典:精選版 日本国語大辞典)

魯鈍(ろどん)
意味:愚かで頭の働きが鈍いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

無知(むち)
意味:知らないこと。知識がないこと。知恵のないこと。(出典:デジタル大辞泉)

蒙昧(もうまい)
意味:暗いこと。転じて、知識が不十分で道理にくらいこと。(出典:デジタル大辞泉)

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