腕を振るう
「料理の腕を振るう」などのように使う「腕を振るう」という言葉。
「腕を振るう」は、訓読みで「うでをふるう」と読みます。
「腕を振るう」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「腕を振るう」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
腕を振るうの意味
「腕を振るう」には次の意味があります。
・自分の腕前・技能を存分に人に見せる。(出典:デジタル大辞泉)
自慢できるような能力や技能を十分に発揮することを意味する言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・島秀雄はこれらすべての機関車の設計構想に参加して縦横に腕を振るった。
(出典:橋本克彦『日本鉄道物語』)
・こうなることを見越していたピアスキーが、自分で腕を振るったからだ。
(出典:支倉凍砂『狼と香辛料X』)
・出場者でもあるみんなのために今日の食事はいつも以上に腕を振るうとしますか。
(出典:言乃葉『出席番号32番 衛宮』)
・その間にアニェーゼはさらに一歩踏み出し、腰を回すように腕を振るう。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第11巻』)
・彼女たちが腕を振るうたび、白銀にも似た光が、まっすぐに走りぬける。
(出典:西野かつみ『かのこん 第5巻 ~アイをとりもどせ!~』)
・あの子を喜ばそうと、あの子の喜びそうなメニューに腕を振るった。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 4 暇つぶし編』)
・珍しく本気で腕を振るったお袋の料理は、小さな居候にも好評だった。
(出典:伏見つかさ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第6巻』)
・惜しいかな時代はすでに戦国の世ではなく、腕を振るう場所はまったくなかった。
(出典:松村栄子『雨にもまけず粗茶一服』)