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聴聞とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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聴聞

「長上の訓諭を聴聞する」などのように使う「聴聞」という言葉。

「聴聞」は、音読みで「ちょうもん」と読みます。

「聴聞」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「聴聞」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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聴聞の意味

「聴聞」には次の二つの意味があります。

1 説教や演説などを耳を傾けて聞くこと。
2 (「聴問」とも書く)行政機関が、規則の制定や争訟の裁決などをするにあたって、利害関係者および第三者などの意見を聞くこと。また、そのための手続き。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

聴聞の意味①「説教や演説などを耳を傾けて聞くこと。」

「聴聞」の一つ目の意味は「説教や演説などを耳を傾けて聞くこと。」です。

「訓諭(くんゆ)を聴聞する」などのように「話を聞く」という意味で使用します。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・父君は家の内に道場を構えて居たが、簾すだれ越しにも聴聞は許されなかった。
(出典:折口信夫『死者の書』)

・領主は、今空いている旧邸を提供し、自分や夫人も聴聞する旨を告げた。
(出典:和辻哲郎『鎖国日本の悲劇 (後編)』)

聴聞僧の黒い眼は、静かに、疲れの色さえ見せて彼女の上に注がれていた。
(出典:シュトルム/高橋義孝訳『みずうみ』)

・使いの者が入口にきて、礼拝堂で告解の聴聞が始まっていると告げた。
(出典:ジョイス/飯島淳秀訳『若き日の芸術家の肖像』)

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類語

清聴(せいちょう)
意味:他人が自分の話などを聞くことを敬っていう語。(出典:精選版 日本国語大辞典)

謹聴(きんちょう)
意味:相手の話をつつしんで聞くこと。注意深く耳をかたむけること。拝聴。諦聴(出典:精選版 日本国語大辞典)

耳を傾ける(みみをかたむける)
意味:注意して聞く。熱心にじっと聞く。傾聴する。(出典:精選版 日本国語大辞典)

傾聴(けいちょう)
意味:耳を傾けて、熱心に聞くこと。(出典:デジタル大辞泉)

聴聞の意味②「(「聴問」とも書く)行政機関が、規則の制定や争訟の裁決などをするにあたって、利害関係者および第三者などの意見を聞くこと。また、そのための手続き。」

「聴聞(聴問)」の二つ目の意味は「行政機関が、規則の制定や争訟の裁決などをするにあたって、利害関係者および第三者などの意見を聞くこと。また、そのための手続き。」です。

「聴問」の漢字で記載されることが多く、「聴問会に出席する」のように行政上での意見を聴くことを指す言葉として使用されます。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・おれたちは目をまっ赤にし、薬品で正気を支えられて聴問会に向かった。
(出典:ハインライン『月は無慈悲な夜の女王』)

・俺が思うには、奴等はまだ、その聴問室とやらに隠れているはずだ。
(出典:川又千秋『天界の狂戦士』)

・わたしは公式の聴問会と調査を開くことにする。
(出典:J・ブリッシュ『スター・トレックTV版(全12巻) 3 地球上陸命令』)

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類語

聴取(ちょうしゅ)
意味:事情、情況などを聞き取ること。聞いて心にとどめること。また、心にとどめるように聞くこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

聞き込む(ききこむ)
意味:聞いて知る。情報などを聞き出す。(出典:デジタル大辞泉)

聴く(きく)
意味:聞くこと。(出典:デジタル大辞泉)

カウンセリング
意味:学業や生活、人間関係などで悩みや適応上の問題をもつ人に対して、心理学的な資料や経験に基づいて援助すること。(出典:デジタル大辞泉)

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