聡明
「聡明なエンジニア」などのように使う「聡明」という言葉。
「聡明」は、音読みで「そうめい」と読みます。
「聡明」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「聡明」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
聡明の意味
「聡明」には次の意味があります。
・物事の理解が早く賢いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
物分かりが良く、覚えるべきことをすぐ覚えられるような様子を意味します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・あの人の聡明なことは、ほかのことだとまったく驚おどろくほどのものだがね。(出典:H・ロフティング/井伏鱒二『ドリトル先生物語全集(全12巻) 9 ドリトル先生 月から帰る』)
・思うに皇帝はこの幸運な偶然を聡明に利用しようとなされたのであろう。
(出典:久生十蘭『魔都』)
・姉姫はとても美しく聡明で、ついでに多少ならず天然てんねんなところがあった。
(出典:枯野瑛『銀月のソルトレージュ1 ひとつめの虚言』)
・だが如何なる種類の関心であるかは聡明な女にあつては矢張り謎である。
(出典:坂口安吾『姦淫に寄す』)
・多くの聡明な商人や事情に通じた一般官吏が現在農業に従事している。
(出典:吉田秀夫『人口論』)
類語
・俊敏(しゅんびん)
意味:才知がすぐれていて判断や行動がすばやいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・利口(りこう)
意味:頭がよいこと。賢いこと。また、そのさま。利発。(出典:デジタル大辞泉)
・賢明(けんめい)
意味:かしこくて、物事の判断が適切であること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・鋭利(えいり)
意味:才知の鋭いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・賢い(かしこい)
意味:頭の働きが鋭く、知能にすぐれている。利口だ。賢明だ。(出典:デジタル大辞泉)