罪悪感
「見て見ぬふりすることには罪悪感がある」などのように使う「罪悪感」という言葉。
「罪悪感」は、音読みで「ざいあくかん」と読みます。
「罪悪感」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「罪悪感」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
罪悪感の意味
「罪悪感」には次の意味があります。
・罪をおかした、悪いことをしたと思う気持ち。(出典:デジタル大辞泉)
「罪悪感」をわかりやすく言うと、「悪いことをして良心がとがめ、心が重くなる気持ち」です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・いずれにせよ、罪悪感の主要な源泉が父親殺しにあることは間違いない。
(出典:フロイト/高橋義孝訳『芸術論』)
・罪悪感というものはなかったが、不思議だと思う感情はこみ上げてくる。
(出典:林真理子『ロストワールド』)
・十分たち、二十分たつうちに、僕はだんだん罪悪感にさいなまれてきた。
(出典:群ようこ『無印失恋物語』)
・罪悪感に苦しめられている人は、いつも一種特別の自己愛に悩んでいる。
(出典:ラッセル/日高一輝訳『幸福の獲得について』)
・きっとあの子の罪悪感が、ああいう形になって現れたんだと思うよ。
(出典:初野晴『水の時計』)
類語
・疚しい(やましい)
意味:良心がとがめる。後ろめたい。(出典:デジタル大辞泉)
・後ろめたい(うしろめたい)
意味:自分に悪い点があって、気がとがめる。やましい。(出典:デジタル大辞泉)
・気が差す(きがさす)
意味:うしろめたい感じになる。気がとがめる。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・寝覚めが悪い(ねざめがわるい)
意味:眠りから覚めたときの気分がよくない。転じて、過去の行為を思い出し、良心に責めさいなまれる。(出典:デジタル大辞泉)
・負目(おいめ)
意味:恩義があったり、また自分の側に罪悪感などがあったりして、相手に頭が上がらなくなるような心の負担。(出典:デジタル大辞泉)