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下等とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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下等

「下等生物」などのように使う「下等」という言葉。

「下等」は、音読みで「かとう」と読みます。

「下等」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「下等」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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下等の意味

「下等」には次の二つの意味があります。

1 物の品質・程度や、品性が劣っていること。また、そのさま。
2 同種のものの中で下位の段階にあること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

下等の意味①「物の品質・程度や、品性が劣っていること。また、そのさま。」

「下等」の一つ目の意味は「物の品質・程度や、品性が劣っていること。また、そのさま。」です。

分かりやすく言うと、「質、程度が低い」という意味になります。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・観光という行為が下等なものだという認識が急速に広がったためだった。
(出典:森博嗣『四季 4 冬』)

・なるほど、三階にとれた我々の部屋は、決して下等とはいわれなかった。
(出典:宮本百合子『南路』)

・お前は矢張り俺が心配していたように下等な心をもっていたのだな。
(出典:武者小路実篤『愛慾・その妹』)

・そういう彼のやりかたを見て、こういう下等な連中は痛快がったのです。
(出典:ウエルズ/水嶋正路訳『解放された世界』)

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類語

下品げひん
意味:品格・品性が劣ること。卑しいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

はしたない
意味:慎みがなく、礼儀にはずれたり品格に欠けたりして見苦しい。みっともない。(出典:デジタル大辞泉)

粗野そや
意味:言動が下品であらあらしくて、洗練されていないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

野卑やひ
意味:言動が下品でいやしいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

下等の意味②「同種のものの中で下位の段階にあること。また、そのさま。」

「下等」の二つ目の意味は「同種のものの中で下位の段階にあること。また、そのさま。」です。

「序列をつけたときに、他のものに比べ劣っていること」という意味になります。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・高等生物も下等生物もすべての生物は独自に世界を解釈して生きている。
(出典:田口ランディ『オクターヴ』)

・どうやらアンドロイドはもっと下等な仕事に従事しているようであった。
(出典:半村良『亜空間要塞の逆襲』)

・男というものは女房より下等なものに情欲を満足しようとするものだからだ。
(出典:チョーサー/西脇順三郎訳『カンタベリ物語(下)』)

・マリユスはグラシユーズ街の最も下等な家の一つに彼がはいるのを見た。
(出典:ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』)

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類語

下位かい
意味:低い地位や順位。低い身分。(出典:精選版 日本国語大辞典)

下級かきゅう
意味:段階・等級などの低いこと。(出典:デジタル大辞泉)

低級ていきゅう
意味:階級・等級や内容・品質などが一般より劣っていること。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

初等しょとう
意味:教育や学問などの最初の段階。最初の等級。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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