絶品
「これは絶品だ」などのように使う「絶品」という言葉。
「絶品」は、音読みで「ぜっぴん」と読みます。
「絶品」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「絶品」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
絶品の意味
「絶品」には次の意味があります。
・他と比べものにならないほど、きわめてすぐれた品物や作品。(出典:精選版 日本国語大辞典)
非常にすぐれた品です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・だが、こんな絶品を逃がしたくないという男の意地汚なさが働いている。
(出典:森村誠一『殺人の組曲』)
・しかし、ワインと肉とは、確かに文句のつけようもないほどの絶品であった。
(出典:ニコル『C・W・ニコルの自然記』)
・僕は絵の方はよく判らないけど、素人眼にもこの絵は絶品だと思う。
(出典:竹本健治『匣の中の失楽』)
・生で食べるのがいちばんなんだが、とりわけ土バチの子ときたら絶品中の絶品。
(出典:開高健『私の釣魚大全』)
・「道理で父御の踊りは絶品だった」 甚内の唐剣もそれで説明がつく。
(出典:隆慶一郎『一夢庵風流記』)
類語
・逸品(いっぴん)
意味:特別にすぐれた品。一品(いっぴん)。絶品。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・神品(しんぴん)
意味:神のようなけだかい品位。また、人間わざとは思われないほどすぐれた作品。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・極上(ごくじょう)
意味:程度がこの上ないこと。きわめて上等なこと。また、そのさま。最上。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・最高峰(さいこうほう)
意味:一つの分野の中で最もすぐれた人や物。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・格別(かくべつ)
意味:普通の場合とは程度・事柄が違っていること。また、そのさま。格段の違いがあるさま。特別。(出典:デジタル大辞泉)