絢爛
「絢爛たるドレス」などのように使う「絢爛」という言葉。
「絢爛」は、音読みで「けんらん」と読みます。
「絢爛」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「絢爛」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
絢爛の意味
「絢爛」には次の意味があります。
・華やかで美しいさま。きらびやかなさま。(出典:デジタル大辞泉)
「絢爛」をわかりやすく言うと「目が眩むほどの豪華な美しさ」という意味になります。
また、この意味の「絢爛」には、見た目以外にも使用されるため、美的センスのある詩歌や言葉にも適用されます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・口をついて出る言葉言葉がどれもこれも絢爛な色彩に包まれていた。
(出典:有島武郎『或る女』)
・落日の最後の瞬間、太陽がひときわ絢爛と輝くのに似てはいなかったか。
(出典:森瑤子『さよならに乾杯』)
・使用人に案内され、ホテルのような絢爛豪華な内装の通路に歩を進めた。
(出典:松岡圭祐『千里眼 ファントム・クォーター』)
・つまりあなたはその支配者の中にただ人間の心の絢爛さをのみ見ることが出来るのです。
(出典:キェルケゴオル/芳賀檀訳『愛について』)
・それは絢爛たる夢の世界が地上におりてきた光景であった。
(出典:田中芳樹『風よ、万里を翔けよ』)
類語
・華美 (かび)
意味:はなやかで美しいこと。また、はなやかすぎて不相応なこと。(出典:デジタル大辞泉)
・極彩色 (ごくさいしき)
意味:意味:種々の鮮やかな色を用いた濃密な彩り。また、派手でけばけばしい色彩。(出典:デジタル大辞泉)
・妖美 (ようび)
意味:あやしいほど美しいこと。人をまどわせる、あやしげな美しさ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・美麗 (びれい)
意味:美しいこと。うるわしくあでやかなこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・着映え (きばえ)
意味:着たときに衣服がりっぱに見えること。(出典:デジタル大辞泉)