純真
「純真無垢」などのように使う「純真」という言葉。
「純真」は、音読みで「じゅんしん」と読みます。
「純真」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「純真」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
純真の意味
「純真」には次の意味があります。
・心にけがれのないこと。邪心がなく清らかなこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「純真」という言葉をわかりやすく言うと、「よこしまな考えがなく、純粋なこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・自分が嫌われていると分かっているのに、なお純真な笑顔を向けてくる。
(出典:奈須きのこ『Fate/hollow ataraxia 本編のみ ver1.00ルビあり』)
・純真無垢な心をもった少年と話をしていると、なぜか心が和むのである。
(出典:純真無垢むくな心をもった少年と話をしていると、なぜか心が和むのである。)
・だから書としては、これがいちばん純真な美的価値を有するわけである。
(出典:北大路魯山人『料理芝居』)
・馬の目みたいな純真なもので見つめられたら尻の落ち着きが悪くなる。
(出典:ろくごまるに『封仙娘娘追宝録8 刃を砕く復讐者(上)』)
・だが神のごとく純真な少年は、そういう疑問を露ほども持たなかった。
(出典:東海林さだお『ショージ君の青春記』)
・そこにはもっと愛の純真な表現を可能ならしめようとする人がある。
(出典:有島武郎『惜みなく愛は奪う』)
・純真な若い役人としての君に、こんな暗い話をするのは実に不愉快ではある。
(出典:末弘厳太郎『役人学三則』)
・鮮花は純真なんですから、あることないこと吹き込まないでくださいよ。
(出典:奈須きのこ『空の境界 (上)』)