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韜晦とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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韜晦

「本心を韜晦する」などのように使う「韜晦」という言葉。

「韜晦」は、音読みで「とうかい」と読みます。

「韜晦」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「韜晦」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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韜晦の意味

「韜晦」には次の意味があります。

自分の才能、地位、形跡などをごまかしてわからないようにすること。他人の目をくらまし、隠すこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

自分の姿や能力などを他者に見えないようにすることを意味します。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・ここからいつからとなく逸脱と韜晦を偏愛する癖が身についてしまった。
(出典:開高健『(耳の物語1) 破れた繭』)

・もちろん掘もそれを理解していてわざと韜晦した答えをしたのだ。
(出典:九条公人『輸送艦おおすみ戦記』)

・彼が夢幻の戯言の中へ韜晦したのはこの事件が大いに関係している。
(出典:唐木順三『無用者の系譜』)

・アメリカというのは面白い国だ。現実第一主義でありながら、しかも宣伝と韜晦を極度に頼るところもある。
(出典:伊藤整『太平洋戦争日記(二)』)

・私は彼女に読んでもらうために絵もお話もあるこの作品を書いた、というのは半ば韜晦だが半ば真実でもある。
(出典:飛鳥部勝則『バベル消滅』)

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類語

能ある鷹は爪を隠す(のうあるたかはつめをかくす)
意味:本当に有能な者は、偉そうなことを言ったり、むやみに能力をひけらかしたりしないというたとえ。(出典:ことわざを知る辞典)

暗ます(くらます)
意味:居場所をわからないようにする。見つけられないように姿を隠す。また、行為や事実をごまかす。たぶらかす。(出典:デジタル大辞泉)

誑かす(たぶらかす)
意味:誘惑して本心を失わせる。甘言でだます。また、色じかけでだます。たぶらかす。だます。すかす。たらす。(出典:精選版 日本国語大辞典)

はぐらかす
意味:相手の追及を逃れようとして、話の焦点をぼかしたり、ずらしたりして言いまぎらす。(出典:デジタル大辞泉)

秘める(ひめる)
意味:内に隠して人に知られないようにする。また、内部にもつ。秘する。(出典:デジタル大辞泉)

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