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猶予とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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猶予

「執行猶予」などのように使う「猶予」という言葉。

「猶予」は、音読みで「ゆうよ」と読みます。

「猶予」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「猶予」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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猶予の意味

「猶予」には次の二つの意味があります。

1 ぐずぐず引き延ばして、決定・実行しないこと。
2 実行の日時を延ばすこと。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

猶予の意味①「ぐずぐず引き延ばして、決定・実行しないこと。」

「猶予」の一つ目の意味は「ぐずぐず引き延ばして、決定・実行しないこと。」です。

「一刻の猶予もない」のように、躊躇ったり迷ったりしている場合ではないというように使うのがこの意味です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・作中人物には許されても、実力ある作家に猶予は認められないのである。
(出典:米澤穂信『夏期限定トロピカルパフェ事件』)

・けれども今度という今度は事情が事情だから猶予することができない。
(出典:小酒井不木『深夜の電話』)

・もともとそれがため来たのであるから、蛇吉も猶予することは出来なかった。
(出典:岡本綺堂『青蛙堂鬼談』)

・こちらが猶予して決戦しかけぬようにと考えているのであろうか。
(出典:海音寺潮五郎『天と地と(一)』)

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類語

逡巡(しゅんじゅん)
意味:決断できないで、ぐずぐずすること。(出典:デジタル大辞泉)

先延ばし(さきのばし)
意味:物事の処理・解決や期限などを、先に延ばすこと。(出典:デジタル大辞泉)

保留(ほりゅう)
意味:その場で決定しないで延ばしておくこと。(出典:デジタル大辞泉)

先送り(さきおくり)
意味:物事の処理・解決などを、先に延ばすこと。(出典:デジタル大辞泉)

猶予の意味②「実行の日時を延ばすこと。」

「猶予」の二つ目の意味は「実行の日時を延ばすこと。」です。

「執行猶予」「一日猶予する」のように日時の延期で使われるのがこの意味です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・この一晩の猶予のおかげで、きちんと自分で覚悟を決めることが出来た。
(出典:三上延『シャドウテイカー5 ドッグヘッド(完)』)

・今の時期はそうなる前の、人生上の執行猶予期間のようなものなのだ。
(出典:清水義範『家族の時代』)

・一ヶ月の猶予を与えてはいたが、いくら考えても結論は一つしかない。
(出典:伊豆平成『PATRONE2 仮面の少女』)

・そんな猶予期間をくれたところで、現実は現実で変わるはずがない。
(出典:小林めぐみ『ねこのめ 第3巻 六分儀の未来』)

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類語

順延(じゅんえん)
意味:順繰りに期日を延ばしていくこと。(出典:デジタル大辞泉)

遅らせる(おくらせる)
意味:時間や時刻をあとに延ばす。(出典:デジタル大辞泉)

延期(えんき)
意味:期日や期限を延ばすこと。(出典:デジタル大辞泉)

繰り下げる(くりさげる)
意味:期日や時間などを、予定より遅くする。(出典:デジタル大辞泉)

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