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粗野とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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粗野

「粗野な口の利き方」などのように使う「粗野」という言葉。

「粗野」は、音読みで「そや」と読みます。

「粗野」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「粗野」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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粗野の意味

「粗野」には次の意味があります。

言動が下品であらあらしくて、洗練されていないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

「粗」はもともと魚や鳥を料理したときに、食べられる良い部分を取り去った、残りの屑の部分を意味する漢字でしたが、そこから意味が広がり、人の言動や作品の良くないところ、欠点という意味が生じました。
また、「野」には卑しいという意味があります。
この2つの漢字の組み合わせから、「言動が下品であらあらしくて、洗練されていないこと」という意味で「粗野」といいます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・二十歳を越したばかりの粗野ではあるが勇気のある真面目な青年である。
(出典:中島敦『李陵』)

・彼女はどうしても彼を粗野とか乱暴とかいう言葉で評する気にならなかった。
(出典:夏目漱石『明暗』)

・きちんとした格好をすればするほど、かえって粗野な感じになってしまう人間がいるものだ。
(出典:藤田宜永『標的の向こう側』)

・一分で着られる和服ができたら、動きは粗野になるはずである。
(出典:星新一『きまぐれ暦』)

・赤い荒くれた髪、粗野な日に焼けた顔は、男とも女ともつかないような感じがした。
(出典:島崎藤村『千曲川のスケッチ』)

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類語

野暮(やぼ)
意味:言動や趣味などが、洗練されていないこと。無風流なこと。また、その人やさま。(出典:デジタル大辞泉)

野蛮(やばん)
意味:無教養・無作法で荒っぽいこと。粗暴なこと。また、その人やそのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

粗暴(そぼう)
意味:性質や動作があらあらしくて、乱暴なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

無作法(ぶさほう)
意味:礼儀作法にはずれていること。また、そのさま。ぶしつけ。(出典:デジタル大辞泉)

粗削り(あらけずり)
意味:物事の質や内面などが洗練されていないこと。仕事の出来上がりなどが大まかなこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

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