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箇所とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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箇所

「問題の箇所」などのように使う「箇所」という言葉。

「箇所」は、音読みで「かしょ」と読みます。

「箇所」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「箇所」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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箇所の意味

「箇所」には次の二つの意味があります。

1 問題になっているその場所。
2 助数詞。数を表す漢語に付いて、特定の部分や場所の数を表す。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

箇所の意味①「問題になっているその場所。」

「箇所」の一つ目の意味は「問題になっているその場所。」です。

「気になる箇所がある」のように、特定の場所を指す場合に使われるのがこの意味です。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・しかし長く鎖された箇所を破って消毒するほどの価値はないと判断した。
(出典:ラヴクラフト『ラヴクラフト全集5-7 魔女の家の夢』)

・エンジン室を初めとする重要箇所にはロボット一台を専属で配備しよう。
(出典:R・エイヴァリー『コンラッド消耗部隊(全4巻) 2 タンタロスの輪』)

・自分が感じた箇所に朱線を引くということが、どんなことであるかを。
(出典:三浦綾子『銃口』)

・言われるまでもなく、ここが問題の箇所であることはわかっていた。
(出典:ホーガン『星を継ぐもの』)

・窪んだ箇所は黒い陰影を作り、隆起している角は骨のように白く見えた。
(出典:国枝史郎『血曼陀羅紙帳武士』)

箇所の意味②「助数詞。数を表す漢語に付いて、特定の部分や場所の数を表す。」

「箇所」の二つ目の意味は「助数詞。数を表す漢語に付いて、特定の部分や場所の数を表す。」です。

この意味では「一箇所」「二箇所」のように、ある場所の数を示すときに使います。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・一箇所に存在する石塊の量は、これまでに見たなかで最大の規模だった。
(出典:ラヴクラフト『ラヴクラフト全集3-8 時間からの影』)

・これによると当時大和には数十箇所の唱門部落と呼ばれるものがあった。
(出典:喜田貞吉『俗法師考』)

・頭の中に詰まっていた疲労の砂が一箇所にまとまった時、決心がついた。
(出典:倉橋由美子『倉橋由美子の怪奇掌篇』)

・各教室で使う実験用の動物が、飼育の都合上一箇所に集められている。
(出典:夏樹静子『風の扉』)

・それが一箇所ではなく、三角形に三箇所も一度に燃えあがったのだ。
(出典:海野十三『浮かぶ飛行島』)

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