競歩
「競歩は陸上競技の一つ」などのように使う「競歩」という言葉。
「競歩」は、音読みで「きょうほ」と読みます。
「競歩」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「競歩」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
競歩の意味
「競歩」には次の意味があります。
・歩く速さをきそうこと。特に、陸上競技の一種で、一方の足が、つねに地面から離れないようにして、できるかぎり速く歩くことをきそう競技。ウォーキングレース。(出典:精選版 日本国語大辞典)
前に出した足が、後ろの足が地面から離れる前に地面についたかどうかなどは、審判が判定しています。これに反すると、一度目は注意、二度目に失格となります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・かれらはまるで競歩ゲームで優勝することを固く決心した選手達みたいだ。
(出典:李成『砧をうつ女』)
・まるで、競歩レースに勝とうと思って歩いているような足どりだったよ。
(出典:ガードナー/中田耕治訳『幸運の脚』)
・ほぼ競歩の速度で坂を上り始める俺の背に、ハルヒの声が追いかけてきた。
(出典:谷川流『11 涼宮ハルヒの驚愕(後)』)
・そこをカツヒコ君と私は、競歩さながらの速さで必死に歩いていったのだ。
(出典:林真理子『夢見るころを過ぎても』)
・歩く速度も競歩並みで、ついていく富士見は少し苦労していた。
(出典:諸口正巳『不死身のフジミさん 殺神鬼勧請』)
類語
・ジョギング
意味:体力の維持・増進のためのゆっくりした走法で,だれにも手軽に適用できる調整プログラム。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・ランニング
意味:ランニング(走)の運動は、歩く運動と跳ぶ運動の中間的な運動形態に属する。一般の人々の間に、健康や体力の増強のために、ジョギングとしても普及している。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・有酸素運動(ゆうさんそうんどう)
意味:脂肪や糖質を酸素によってエネルギーに変えながら行う、規則的な繰り返しのある比較的軽い運動。ジョギング・ウオーキング・水泳・エアロビクスダンスなど。エアロビクス。(出典:デジタル大辞泉)
・ギャロップ
意味:乗馬で、馬が一歩ごとに足四本全部を地面からはなす走法。最も速い駆け方。疾駆(しっく)。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ウォーキング
意味:歩くこと。歩行。特に、健康維持、体力増強のための歩行運動。また、競歩。(出典:精選版 日本国語大辞典)