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二度手間とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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二度手間

「二度手間となってしまい申し訳ございません」などのように使う「二度手間」という言葉。

「二度手間」は、「にどでま」と読みます。

「二度手間」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「二度手間」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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二度手間の意味

「二度手間」には次の意味があります。

・手間のかかった上に、さらに手間のかかること。一度ですむべきところがうまくすまず、さらに手数をかけること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

「二度手間」とは、一度で済むところを二度も手間がかかることを言い、余計な労力や時間がかかるときに使う言葉です。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

二度手間でも患者は喜んで病院に来る、ガンと患者が知っていれば治療も説得も楽である。
(出典:養老孟司『涼しい脳味噌』)

・この頃はもうだいぶ慣れましたけどね、それでもまだトンチンカンなことをようやって、いっぺんで済むことを二度手間させられたりね、どこまで信用してええのかね、迷うこともありましたよ。
(出典:富岡多恵子『白光』)

・それに、そっちの調査結果を見てまた東京に出てこなくちゃならなくなったら二度手間、三度手間だもん。
(出典:有栖川有栖『海のある奈良に死す』)

・質問内容は整理されていないし、途中で質問者が変わったり、担当者が違っていたり、二度手間、三度手間は当たり前、というのが実態だ。
(出典:佐竹一彦『よそ者』)

・杉田の初年兵の場合は、自班には杉田以外の古兵はいなかったから二度手間は避けられたが、杉田の眼は五十六名の初年兵の釦にまでは、ときたまだが、届きかねた。
(出典:五味川純平『虚構の大義 ─関東軍私記─』)

類語

・無駄(むだ)
意味:役に立たないこと。それをしただけのかいがないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

・骨折り損(ほねおりぞん)
意味:せっかくの苦労がむだになること。(出典:デジタル大辞泉)

・不経済(ふけいざい)
意味:理財の道に合わないこと。経済的でないこと。また一般に、むだが多いこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

・手間取る(てまどる)
意味:思ったより手間がかかる。(出典:デジタル大辞泉)

・面倒(めんどう)
意味:手間がかかったり、解決が容易でなかったりして、わずらわしいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

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