穴があったら入りたい
「穴があったら入りたいほどの羞恥心」などのように使う「穴があったら入りたい」という言葉。
「穴があったら入りたい」は、「あながあったらはいりたい」と読みます。
「穴があったら入りたい」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「穴があったら入りたい」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
穴があったら入りたいの意味
「穴があったら入りたい」には次の意味があります。
・身を隠したいくらいに恥ずかしい。(出典:デジタル大辞泉)
人に顔を見られるのが恥ずかしいほどつらく、穴に入って身を隠してしまいたい、という思いのたとえで用いる言葉です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・穴があったら入りたいという気持ちはあの時のことでございます。
(出典:吉本明光『お蝶夫人』)
・あのとき千鶴は、穴があったら入りたいほどの羞恥心に包まれたのだった。
(出典:新津きよみ『女友達』)
・穴があったら入りたい思いをしながら、泉水子は申し出るしかなかった。
(出典:荻原規子『RDG レッドデータガール はじめてのお使い』)
・穴があったら入りたい、二度とみんなの前に出たくないという顔だ。
(出典:ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 5 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(上)』)
・彼は穴があったら入りたいような気がした。
(出典:小酒井不木『初往診』)
類語
・羞恥(しゅうち)
意味:恥ずかしいと思うこと。恥じらい。(出典:デジタル大辞泉)
・面目無い(めんぼくない)
意味:恥ずかしくて顔向けできない。めんもくない。(出典:デジタル大辞泉)
・恥曝し(はじさらし)
意味:恥を世間にさらけ出すこと。また、その人や、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・決り悪い(きまりわるい)
意味:体裁が悪く恥ずかしい。気恥ずかしい。きまりがわるい。(出典:デジタル大辞泉)
・合わせる顔が無い(あわせるかおがない)
意味:面目なくて、その人に会いに行けない。その人の前に出られない。(出典:デジタル大辞泉)