種々
「種々の方法を試す」などのように使う「種々」という言葉。
「種々」は、音読みで「しゅじゅ」と読みます。
「種々」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「種々」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
種々の意味
「種々」には次の意味があります。
・ 数多くの種類があること。(出典:デジタル大辞泉)
「種々」を分かりやすく言うと、「様々(さまざま)」や「色々(いろいろ)」という意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・科学が提供する理論は種々の政策によって利用せられることがあり得る。
(出典:ワルラス・マリー・エスプリ・レオン『純粋経済学要論』)
・宇宙から現れた種々の敵を撃退して後、更に手の込んだ研究が行われた。
(出典:ラヴクラフト・ハワード・フィリップス『狂気の山脈にて』)
・あれはひととおりの人でないというような種々の評判が立ちました。
(出典:河口慧海『チベット旅行記』)
・イヤなことを種々言ってまた其中主人のいる時来ると言って帰って行った。
(出典:田山花袋『トコヨゴヨミ』)
・なお種々調べてみると、お寺にあった現金七十何円かが無くなっていた。
(出典:豊島与志雄『或る女の手記』)
類語
・多様(たよう)
意味:いろいろと種類の違ったものがあること。(出典:デジタル大辞泉)
・さまざま
意味:物事がそれぞれ違っていること。(出典:デジタル大辞泉)
・諸種(しょしゅ)
意味:いろいろの種類。(出典:デジタル大辞泉)
・数数(かずかず)
意味:種類の多いこと。(出典:デジタル大辞泉)
・多方面(たほうめん)
意味:種々の方面にわたること。(出典:デジタル大辞泉)