私物
「スタイリストの私物」などのように使う「私物」という言葉。
「私物」は、音読みで「しぶつ」と読みます。
「私物」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「私物」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
私物の意味
「私物」には次の意味があります。
・公のものでなく、個人の所有する物品・財貨。(出典:デジタル大辞泉)
「私物」とは、自分または個人の持ち物と言う意味の言葉です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・しかし俺たちはなにも女子の私物を荒らしにきた変態野郎ではないんだ。
(出典:竹宮ゆゆこ『とらドラ! 第8巻』)
・学校を私物化して、ハーレムでも作る計画をしているのではありませんか?
(出典:奈須きのこ『歌月十夜-36 日向色の日常』)
・専用の台が置かれたその上には様々な兄の私物が並べてあった。
(出典:有沢まみず『いぬかみっ!10』)
・ロッカーのなかの私物をまとめているとキノネ主任が入ってきて言った。
(出典:北野勇作『かめくん』)
・彼女の私物の中に不倫の相手の手がかりが残されているかもしれない。
(出典:森村誠一『人間の証明』)
類語
・持ち物(もちもの)
意味:持っているもの。また、身につけているもの。(出典:デジタル大辞泉)
・懐中物(かいちゅうもの)
意味:ふところやポケットに入れているもの。特に財布・紙入れなど。(出典:デジタル大辞泉)
・所有物(しょゆうぶつ)
意味:所有しているもの。所有権のある物件。(出典:デジタル大辞泉)
・我が物(わがもの)
意味:自分の所有物。(出典:デジタル大辞泉)
・所持品(しょじひん)
意味:所持している物品。(出典:精選版 日本国語大辞典)