神秘
「生命の神秘」などのように使う「神秘」という言葉。
「神秘」は、音読みで「しんぴ」と読みます。
「神秘」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「神秘」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
神秘の意味
「神秘」には次の意味があります。
・人間の知恵では計り知れない不思議なこと。普通の認識や理論を超えたこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「神秘」を分かりやすく言うと「人間の理解が及ばない、神の領域にあるようは不思議なこと」です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・これからいよいよ大洋の神秘をお目にかけたいと思っているところです。
(出典:ヴェルヌ/村上啓夫訳『海底二万リーグ(上)』)
・子供のころ、かれらの文明にひそむ神秘のことを耳にしたこともあった。
(出典:R・E・ハワード『冒険者コナン』)
・後者は宇宙人生の間に体得した神秘を、人の体に具体化しようとする。
(出典:和辻哲郎『古寺巡礼』)
・しかし神秘なものとするには、それはあまりにも日常の行動である。
(出典:中井正一『「見ること」の意味』)
・時間によつて剥製され、神秘な香料によつて保存されたかの女らの眼。
(出典:富永太郎『鳥獣剥製所』)
類語
・面妖(めんよう)
意味:まれなこと。奇怪なこと。不思議なこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・魔法(まほう)
意味:人間の力ではなしえない不思議なことを行う術。魔術。妖術(ようじゅつ)。(出典:デジタル大辞泉)
・不可思議(ふかしぎ)
意味:人間の認識・理解の限界を超えていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・摩訶不思議(まかふしぎ)
意味:非常に不思議なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・怪異(かいい)
意味:現実にはありえないような、不思議な事実。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)