「生存者を確認した」などのように使う「確認」という言葉。
「確認」は、音読みで「かくにん」と読みます。
「確認」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「確認」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
「確認」の意味
「確認」には次の意味があります。
・ はっきり認めること。また、そうであることをはっきりたしかめること。 (出典:デジタル大辞泉)
「確認」は漢字のとおり「確かに認める」という意味の二字熟語です。
「生存者を確認」で「生存者を確かに認める」つまり「生存者を間違いなく発見した」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・何をさせても、だめな男である。確認した。そうして、自分にも、あまり優れたものとは思われない、たわいない物語を書いている。
(出典:太宰治『春の盗賊』)
・しかし、たとえば生まれたばかりで、別れて三年後に会った自分の子供を厳密な意味で確認しうる人があるだろうか。
(出典:寺田寅彦『自画像』)
・ダーウィンは象その他、若干の獣が泣くと主張したが、その説は確認されてはいないそうである。
(出典:寺田寅彦『自由画稿』)
・特に、党機関紙にどういう形式と方法をとおしてにしろ、本質をゆがめて特徴づけようとする批難があらわれたとき、沈黙しているのは自他への無責任であることを確認した。
(出典:宮本百合子『女の手帖』)
類語
・確かめる(たしかめる)
意味:調べたり人に聞いたりして、あいまいな物事をはっきりさせる。確認する。(出典:デジタル大辞泉)
・証する(しょうする)
意味:証拠立ててはっきりさせる。証明する。(出典:デジタル大辞泉)
・問い合わせる(といあわせる)
意味:不明の点を聞いて確かめる。照会する。(出典:デジタル小辞泉)
・調べる(しらべる)
意味:わからないことや不確かなことを、いろいろな方法で確かめる。調査する。研究する。(出典:デジタル小辞泉)
・検査(けんさ)
意味:ある基準をもとに、異状の有無、適不適などを調べること。(出典:デジタル大辞泉)