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商量とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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商量

「商量や考察をする」などのように使う「商量」という言葉。

「商量」は、読みで「しょうりょう」と読みます。

「商量」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「商量」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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商量の意味

「商量」には次の意味があります。

・いろいろ考えて推しはかること。(出典:デジタル大辞泉)

「商量」とは、どうすべきかについていろいろな場合を考えることを言います。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・実にまたこの不決定は、単に悟性によってまったく何も認識せられないものに及ぶのみでなく、また一般に、意志がそれについて商量している時に当って悟性がそれを十分に分明に認識していないというすべてのものにも及ぶのである。
(出典:三木清『省察』)

・一分前にしたことを次ぎの一分には後悔する、彼の生活はそれの連続のようなもので、そのくらいなら一つの行為をする時によく後先を商量すればいいのだけれど、ついうっかりとその場の衝動に駆られてしまう。
(出典:谷崎潤一郎『潤一郎犯罪小説集』)

・だが、では、日常性というものはどういうものか、ということになると、結局それが不安を覚えない俗物さの対応物だということに尽きているらしく、人々はそれ以上面倒な商量や考察を敢えてしようとはしないようだ。
(出典:戸坂潤『日本イデオロギー論』)

・男女問題を論ずる多数の識者が、この男女の性欲の不平等を重要な一つの資料として商量しないのは迂濶うかつの甚しいものである。
(出典:与謝野晶子『私娼の撲滅について』)

・一人の町会議員はその金質を、一人はその重量めかた直径さしわたしとを、一人はその見積りの代価を、いずれも心に商量したり感嘆したりしてながめた。
(出典:島崎藤村『破戒』)

類語

・長考(ちょうこう)
意味:長い時間をかけて考えること。(出典:デジタル大辞泉)

・熟慮(じゅくりょ)
意味:よくよく考えること。いろいろなことを考えに入れて、念入りに検討すること。(出典:デジタル大辞泉)

・熟考(じゅっこう)
意味:念を入れてよく考えること(出典:デジタル大辞泉)

・勘定(かんじょう)
意味:いろいろ考え合わせて出た結論。(出典:デジタル大辞泉)

・思量(しりょう)
意味:いろいろと思いをめぐらし考えること。思いはかること。(出典:デジタル大辞泉)

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