瞬間
「瞬間」とは、瞬きをする間のほんの一瞬のできごとのこと。
例えると、人生は長いようであっという間だ。だから日々の瞬間を精一杯楽しんで生きることが大事なのだと思います。
この記事では「瞬間」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
瞬間の意味
瞬間には次の意味があります。
・きわめて短い時間。またたく間。瞬時。(出典：大辞林 大三版）
その事態に対する心構えが何もできていない、ごくわずかな時間におきるできごとのことを指します。
電車に乗ろうとした瞬間に携帯電話が鳴ったなど、瞬時に起きるできごとは日常生活をを送る中で、様々な場面でおこりますね。
使い方・例文
・私の力がもうこの上には私を動かし得ないと思われるような瞬間が来る。
（出典：有島武郎『惜みなく愛は奪う』）
・彼女はそれほど、瞬間の今の自分以外の存在を考えることを恐れていた。
（出典：池谷信三郎『橋』）
・その瞬間、影のようなものがすうっと次の室へや へ入ったように思いました。
（出典：大倉燁子『蛇性の執念』）
・私が悲鳴をあげると、その瞬間に息子のアーサが部屋に入ってきました。
（出典：ドイル・アーサー・コナン『緋のエチュード』）
・僕は一生のどの瞬間を除いても、今日の僕自身になることは出来ない。
（出典：芥川竜之介『文芸的な、余りに文芸的な』）
・あの男を見送って戸を閉めた瞬間、心が軽くなったような気がしました。
（出典：ドイル・アーサー・コナン『緋のエチュード』）
