真価
「真価が問われる」などのように使う「真価」という言葉。
「真価」は、音読みで「しんか」と読みます。
「真価」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「真価」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
真価の意味
「真価」には次の意味があります。
・本当のねうち。真の価値。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「真価」とはつまり、「人や物が持っている本当の能力や価値」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・だが、彼等の中の一人だって、この船の真価を否定する者はありません。
(出典:スティーブンソン・ロバート・ルイス『宝島』)
・肉筆の真価が認められていなかった昔だからこそ蒐集できた作品である。
(出典:高橋克彦『春信殺人事件』)
・人間の真価に至っては、もはやほとんど尊敬さるる価値がなくなってる。
(出典:ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』)
・金田一耕助の真価はかれといっしょに仕事をしたものでないとわからない。
(出典:横溝正史『金田一耕助全集 [金田一耕助ファイル16] 横溝正史 「悪魔の百唇譜」 v0.9』)
・彼の容姿も同様だが、彼の儀礼から彼の真価を見ぬくことは困難である。
(出典:田中芳樹『タイタニア2-暴風編』)
類語
・本領(ほんりょう)
意味:本来の特質。得意とするところ。特性。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・意義(いぎ)
意味:言葉、事柄、行為などが現実にもつ価値。ねうち。多く、重要なものをいうのに用いる。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・バリュー
意味:価値。値うち。また、評価。多く他の外来語と複合して用いる(出典:精選版 日本国語大辞典)
・特色(とくしょく)
意味:他と特に異なっているところ。他のものよりすぐれて目立つ点。(出典:デジタル大辞泉)
・セールスポイント
意味:一般に、売り込むべき長所。人をひきつける魅力。(出典:デジタル大辞泉)