信条
「信条を守る」などのように使う「信条」という言葉。
「信条」は、音読みで「しんじょう」と読みます。
「信条」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「信条」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
信条の意味
「信条」には次の意味があります。
・堅く信じ守っている考え。信念。（出典：精選版 日本国語大辞典）
上記の意味の如く、自分が信じ守っている事柄や考えを示す言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼は疑いをもつものたちに、伝えるべき自分の信条は伝えたと思った。
（出典：アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 16 竜と竪琴師』）
・他人に対しても自分に対しても飽迄も誠実なれというのが僕の信条だ。
（出典：ベルナノス『田舎司祭の日記』）
・過去の信条が崩壊して未だ新たな確信を掴みきっていない悩みもあろう。
（出典：豊島与志雄『上海の渋面』）
・だが、彼は彼なりの解釈と信条とをもって民権運動に入ったのだった。
（出典：大鹿卓『渡良瀬川』）
・それが、長い人生において鈴木という政治嫌いの一軍人が得た信条なのであろう。
（出典：半藤一利『聖断 天皇と鈴木貫太郎』）
類語
・主義（しゅぎ）
意味：持ちつづけている考え・方針・態度など。（出典：デジタル大辞泉）
・イデオロギー
意味：一般に、思想傾向。特に、政治・社会思想。（出典：デジタル大辞泉）
・思想（しそう）
意味：人生や社会についての一つのまとまった考え・意見。（出典：デジタル大辞泉）
・信念（しんねん）
意味：正しいと信じる自分の考え。（出典：デジタル大辞泉）
・理念（りねん）
意味：ある物事についての、こうあるべきだという根本の考え。（出典：デジタル大辞泉）
