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燻し銀とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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燻し銀

「ベテラン俳優による燻し銀の演技」などのように使う「燻し銀」という言葉。

「燻し銀」は、「いぶしぎん」と読みます。

「燻し銀」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「燻し銀」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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燻し銀の意味

「燻し銀」には次の意味があります。

見た目の華やかさはないが実力や魅力があるもの。(出典:デジタル大辞泉)

銀をいぶると、つやがなくなり味わいのある灰色になることが由来の言葉です。
銀が黒く変色するのは硫化によるもので、硫黄の成分に反応する現象です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・「俺は蕾には手を出さねえ」 そんな渋いいぶし銀の声が聞こえてきた。
(出典:有沢まみず『いぬかみっ!4』)

・ただし多くはいぶし銀の瀟洒な陳列ケースごと破壊されていた。
(出典:和田はつ子『薬師』)

・微笑をたたえた秀麗な顔は燻し銀の魅力と共に強烈なセックス・アピールも放っていた。
(出典:大藪春彦『非情の女豹』)

・絢爛としていて、しかもふしぎに燻し銀のようなしぶさのたちこめた一劃であった。
(出典:山田風太郎『海鳴り忍法帖』)

・もちろん、後年のほうが燻し銀のような渋さに磨きがかかり、恐らく一段も二段もよくなっているだろうにはちがいない。
(出典:正岡容『我が円朝研究』)

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類語

渋み(しぶみ)
意味:じみで深みのある趣。(出典:デジタル大辞泉)

ベテラン(veteran)
意味:長年の経験を重ね、その道に熟達した人。(出典:精選版 日本国語大辞典)

年の功(としのこう)
意味:年を取って、経験を積んでいること。また、その経験の力。(出典:デジタル大辞泉)

ロマンスグレー(romance gray)
意味:魅力のある初老の男性を、白髪交じりの頭髪に象徴させてよぶ語。また、その頭髪。(出典:デジタル大辞泉)

熟練(じゅくれん)
意味:物事に慣れて、手際よくじょうずにできること。(出典:デジタル大辞泉)

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