皆勤
「学校で皆勤賞をもらった」などのように使う「皆勤」という言葉。
「皆勤」は、音読みで「かいきん」と読みます。
「皆勤」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「皆勤」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
皆勤の意味
「皆勤」には次の意味があります。
・ある一定の期間、一回も休まないで出席、出勤すること。無欠勤。無欠席。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「皆勤」をわかりやすく言うと「休むことなく学校や仕事に行くこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・小学校はこう見えても皆勤だ。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 1 鬼隠し編』)
・それまで皆勤をつづけていた洋平が、練習を休んだのだから、コーチとしては気にかけていることを示すのは当然と思える。
(出典:勝目梓『媚薬』)
・細君の方は皆勤したが、私の方は二回だか三回だか行けなくなって大事な切符を人にまわした。
(出典:福永武彦『第二随筆集 遠くのこだま』)
・永年皆勤勤続の自分には、しんがりで引きあげるのが似合うと思ったのだ。
(出典:もりたなるお『金星 相撲小説集』)
・むろん、当時の私はそんな時代とは知らず、三十日皆勤して、大きな賞状を宮司からもらって喜んだものだった。
(出典:三浦綾子『続泥流地帯 草のうた』)
類語
・無欠勤(むけっきん)
意味:ある一定の期間、欠勤をしないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・無欠席(むけっせき)
意味:一度も欠席しないこと。また、欠席者が一人もいないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・精勤(せいきん)
意味:休んだり、怠けたりしないで、仕事や学業によく励むこと。まじめに勤務して努力すること。また、そのさま。精励。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・精励(せいれい)
意味:勉学や仕事などに精を出してつとめ励むこと。(出典:デジタル大辞泉)
・粉骨砕身(ふんこつさいしん)
意味:力の限り努力すること。一所懸命働くこと。粉骨。(出典:精選版 日本国語大辞典)