登壇
「社長が登壇する」などのように使う「登壇」という言葉。
「登壇」は、音読みで「とうだん」と読みます。
「登壇」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「登壇」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
登壇の意味
「登壇」には次の意味があります。
・壇にのぼること。即位、受戒などの儀式で定めの場所にのぼること。また、弁士、演説者が演壇にのぼること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「登壇」の「壇」は「儀式などを行うため一段高くしつらえた場所」という意味です。
「登壇」をわかりやすく言うと、「舞台に上がる」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そのあとをうけて、正二時、正造が今年に入って四度目の登壇をした。
(出典:デジタル大辞泉)
・ネービーブルーの海軍生徒が降壇すると、カーキの陸軍生徒が登壇した。
(出典:デジタル大辞泉)
・お料理研究会の部長さんが登壇し、先ほどから挨拶とルール説明を進めていました。
(出典:米澤穂信『古典部シリーズ3 クドリャフカの順番』)
・登壇すると、チーフ・レフリーが器具員にバーをきれいにするよう指示した。
(出典:佐野良二『われらリフター』)
・そのあとで、田中正造が拍手に送られつつ、口を堅く結んで登壇した。
(出典:大鹿卓『渡良瀬川』)
類語
・登場(とうじょう)
意味:演技者として舞台などに現れること。(出典:デジタル大辞泉)
・出演(しゅつえん)
意味:演劇・映画・テレビなどに出て演技をすること。(出典:デジタル大辞泉)
・登板(とうばん)
意味:ある役割の担当者として登場すること。(出典:デジタル大辞泉)
・出番(でばん)
意味:仕事・舞台などに出る番。(出典:デジタル大辞泉)
・出陣(しゅつじん)
意味:戦い・試合に出ること。戦場へ向かうこと。(出典:デジタル大辞泉)