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痕跡とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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痕跡

「痕跡を残さない」などのように使う「痕跡」という言葉。

「痕跡」は、音読みで「こんせき」と読みます。

「痕跡」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「痕跡」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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痕跡の意味

「痕跡」には次の意味があります。

ある物事が過去にあったことを示す、かすかなあと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

刑事ドラマなどでよくある「犯人の痕跡」は、「犯人が起こした事件の、かすかなあと」という意味です。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・もしそうだとすると、なぜ殺された娘の痕跡しか残っていないんだろう?
(出典:ポー/安引宏訳『モルグ街の殺人』)

・だが死の痕跡は君のなかに、ひよつとしたら全く無いのではあるまいか。
(出典:神西清『母たち』)

・それに古い火山があり、この島には以前に人間が住んでいた痕跡もある。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 14 竜の挑戦〔下〕』)

・その場所に自分という人間がいたというどんな痕跡も残していなかったのだ。
(出典:乙一『暗いところで待ち合わせ』)

・難しいのは殺人を行うことではなく、犯行の痕跡を消し去ることなのだ。
(出典:フロイト/渡辺哲夫訳『モーセと一神教』)

類語

跡(あと)
意味:以前に何かが行われたしるし。(出典:デジタル大辞泉)

形跡(けいせき)
意味:物事が行われたあと。(出典:デジタル大辞泉)

跡形(あとかた)
意味:もと何かがあった証拠として残っているしるし。(出典:デジタル大辞泉)

証跡(しょうせき)
意味:後々の証拠となるような痕跡。(出典:デジタル大辞泉)

残痕(ざんこん)
意味:残っているあと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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