疎通
「意志が疎通する」などのように使う「疎通」という言葉。
「疎通」は、音読みで「そつう」と読みます。
「疎通」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「疎通」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
疎通の意味
「疎通」には次の意味があります。
・ ふさがっているものがとどこおりなく通じること。また、筋道がよく通ること。(出典:デジタル大辞泉)
「意志の疎通ができない」であれば、「意志が通じ合わずに、理解しあえていない」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それでいながら相手とは思うことの一つさえ意志の疎通ができないのだった。
(出典:E・R・バローズ『創元初訳版/金星シリーズ(全5巻) 5 金星の魔法使』)
・意思の形が同じもの同士の疎通に関しては機能しないのだ。
(出典:ろくごまるに『封仙娘娘追宝録7 闇をあざむく龍の影』)
・話をしているうちに、ふたりの意志が疎通するようになった。
(出典:高木俊朗『抗 命 インパールII』)
・心の疎通がないままに、ぼくは父を無視しつづけていた。
(出典:李成『砧をうつ女』)
・ならば誰かと会話をして、ほんのちょっとでも意思を疎通する。
(出典:林トモアキ,上田夢人『戦闘城塞マスラヲ 「私を地中海に@連れてって」』)
類語
・通う(かよう)
意味:気持ちなどが相手に伝わる。(出典:デジタル大辞泉)
・疎達(そたつ)
意味:物事の筋道が通ること。(出典:デジタル大辞泉)
・通ずる(つうずる)
意味:道筋が他とつながる。(出典:デジタル大辞泉)
・通る(とおる)
意味:物を貫いて反対側に至る。(出典:デジタル大辞泉)
・縦貫(じゅうかん)
意味:物をたてに、あるいはその長辺にしたがった方向で貫くこと。(出典:デジタル大辞泉)