用法
「用法用量を守って服用する」などのように使う「用法」という言葉。
「用法」は、音読みで「ようほう」と読みます。
「用法」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「用法」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
用法の意味
「用法」には次の意味があります。
・使用の方法。用い方。(出典:精選版 日本国語大辞典)
わかりやすく言えば「使い方」という意味です。
「用法用量」で「使い方と使う量」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・用法を正しく守ってお使い下さいってよく書いてあるもんな。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 3 祟殺し編』)
・やはり仮名の用法の研究であると言ってよいのであります。
(出典:橋本進吉『古代国語の音韻に就いて』)
・船の中を案内し、さまざまの機械の用法を説明した。
(出典:和辻哲郎『鎖国日本の悲劇 (前編)』)
・あの男はどうにかしてレンズの真の用法を身につけたにちがいない!
(出典:E・E・スミス/小西宏訳『(レンズマン・シリーズ1) 銀河パトロール隊』)
・西部の町の簡略なセットとスモークの巧みな用法も記憶に残っている。
(出典:小林信彦『世界の喜劇人』)
類語
・遣様(やりよう)
意味:物事を行なう方法。物事の進ませ方。また、物を与える方法。やりかた。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・方途(ほうと)
意味:進むべき道。物事を実現・解決するための方法。(出典:デジタル大辞泉)
・仕方(しかた)
意味:なすべき方法。やり方。手段。仕様(しよう)。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・術(すべ)
意味:目的を遂げるための手段。方法。てだて。(出典:デジタル大辞泉)
・方便(ほうべん)
意味:ある目的を達するための便宜上の手段。(出典:デジタル大辞泉)