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産物とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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産物

「時代の産物」などのように使う「産物」という言葉。

「産物」は、音読みで「さんぶつ」と読みます。

「産物」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「産物」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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産物の意味

「産物」には次の二つの意味があります。

1その土地から産出する物。
2時代や環境から生みだされるもの。ある物事の結果として得られるもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

産物の意味①「その土地から産出する物。」

「産物」の一つ目の意味は「その土地から産出する物。」です。

分かりやすく言えば「その土地で作り出されたもの」という意味です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・自然の産物である木目は、時として奇妙な形に見えてくることがあった。
(出典:新田一実『妖鬼の呼ぶ声 霊感探偵倶楽部』)

・せまい土地だが、島は生活に必要なおもな産物はすべて供給してくれる。
(出典:ルソー/桑原武夫訳『告白(下)』)

・もしこの産物だけを売るならば、十中八九までは必ず失敗するであろう。
(出典:相馬愛蔵『私の小売商道』)

・だから、われわれも、その惑星の産物のいくつかは食べられるはずだ。
(出典:ロバート・アスプリン,P・J・ヘック『銀河おさわがせアンドロイド』)

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類語

生産(せいさん)
意味:生活に必要な物資などをつくりだすこと。(出典:デジタル大辞泉)

収穫(しゅうかく)
意味:農作物をとりいれること。また、とりいれたもの。(出典:デジタル大辞泉)

生産物(せいさんぶつ)
意味:人間が労働をすることによって、社会に生み出された商品となるような物質のことを言う。(出典:フリー百科事典)

産物の意味②「時代や環境から生みだされるもの。ある物事の結果として得られるもの。」

「産物」の二つ目の意味は「時代や環境から生みだされるもの。ある物事の結果として得られるもの。」です。

時代や環境などを土地にたとえた比喩的な表現です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・相手は文明の産物である法律などなんとも思わない連中でございますよ。
(出典:ロバート・アスプリン『銀河おさわがせパラダイス』)

・あれは多くの学者たちの産物で、たまたま自分がそれを育てたにすぎない。
(出典:北杜夫『楡家の人びと (下)』)

・なぜかというに幸福とはひとつの理想であって、想像力の産物だからです。
(出典:サド/澁澤龍彦訳『美徳の不幸』)

・落語は庶民の反抗精神の産物だという説があるが、私はそうは思わない。
(出典:星新一『きまぐれ星のメモ』)

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類語

賜物(たまもの)
意味:恩恵や祝福として与えられたもの。(出典:デジタル大辞泉)

成果(せいか)
意味:あることをして得られたよい結果。(出典:デジタル大辞泉)

結実(けつじつ)
意味:植物が実を結ぶこと。(出典:デジタル大辞泉)

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