珍妙
「珍妙な服装」などのように使う「珍妙」という言葉。
「珍妙」は、音読みで「ちんみょう」と読みます。
「珍妙」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「珍妙」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
珍妙の意味
「珍妙」には次の意味があります。
・かわっていておかしいこと。また、そのさま。(出典:)
「珍妙」という言葉をわかりやすく言うと、「風変りな」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・そして靴はといえば、六王国でついぞ見られないほどに短い珍妙なもの。
(出典:ラヴクラフト『ラヴクラフト全集6-9 未知なるカダスを夢に求めて』)
・少しばかり珍妙な儀式が、大きなホールのなかでとり行なわれていた。
(出典:小田実『何でも見てやろう』)
・情報の伝達がいいかげんだと、かくのごとく珍妙な笑いが発生するのだ。
(出典:星新一『きまぐれ博物誌』)
・茶の試製をやつた、珍妙な茶ができた、これでも無いより有る方がよい。
(出典:種田山頭火『其中日記』)
・語り屋だと名乗った妙な彼女は、 相変わらず珍妙な格好をしていた。
(出典:暁works『るいは智を呼ぶ5 茅場茜子』)
・一九七四年が明けて間もなく彼らはきわめて珍妙な遊びを発見した。
(出典:藤原正彦『若き数学者のアメリカ』)
・だれか見る人がいたら、私たちはずいぶん珍妙な様子に見えたろう。
(出典:スティーブンソン・ロバート・ルイス『宝島』)
・肩に銃をかけ、大きな鞄をぶら下げているのは少し珍妙かもしれないが。
(出典:半村良『およね平吉時穴道行』)