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焦土とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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焦土

「焦土となった土地」などのように使う「焦土」という言葉。

「焦土」は、音読みで「しょうど」と読みます。

「焦土」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「焦土」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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焦土の意味

「焦土」には次の意味があります。

家屋・草木などが焼けて跡形もない土地。(出典:デジタル大辞泉)

戦争や自然災害によって、燃えるものがすべて燃えてしまって土と灰だけになってしまった土地を意味します。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・おれの惨めな人生は、あの焦土の東京に立ったときから始まったのだ。
(出典:長尾三郎『生き仏になった落ちこぼれ』)

焦土の余煙を遠望して、勃然とうごかした感情はもう顔のどこにもない。
(出典:吉川英治『新書太閤記』)

・水まりの焦土を走る車は、國子が少年院から出るときに乗って以来だ。
(出典:池上永一『シャングリ・ラ 下』)

・瞬間、桂林の、焦土の中に落ちていた、銀色の細い舞台靴が眼に泛んだ。
(出典:壇一雄『リツ子 その愛・その死』)

・南方の資源地帯さえ手に入れば、東京大阪が焦土になってもいいと言うのか。
(出典:阿川弘之『山本五十六)

・その陸軍にも焦土抗戦、一億玉砕という無謀な策しかたてられなかった。吉田との何度目かの会談のとき、政治嫌いの鈴木が珍しく、噛んで吐き捨てるようにいった。
(出典:半藤一利『聖断 天皇と鈴木貫太郎』)

焦土に秩序が回復する、そのかな隙を狙って、それは極めて自然に発生した。
(出典:京極夏彦『姑獲鳥の夏』)

・鎌倉の戦後には、それに類した病症の男女が焦土にいくらも見られた。
(出典:吉川英治『私本太平記』)

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