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漆喰とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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漆喰

「漆喰の壁」などのように使う「漆喰」という言葉。

「漆喰」は、訓読みで「しっくい」と読みます。

「漆喰」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「漆喰」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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漆喰の意味

「漆喰」には次の意味があります。

消石灰または牡蠣(かき)などの貝灰にふのりや角叉(つのまた)などを練り合わせたもので、壁や天井などの塗料、あるいは石や煉瓦の接合の材料として用いる。また、漆喰土(しっくいつち)として、土間や流し場などに用いるものをもいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)

「しっくい」の語音はもとは「石灰」の唐音(中国語音)で、「漆喰」は当て字になります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・するとどうだろう、立派な大理石はただの漆喰に変っているではないか。
(出典:ルブラン・モーリス『奇巌城』)

・選んだわけではなかったが、漆喰の塀に挟まれた狭い道ばかりが続いた。
(出典:田中哲弥『大久保町の決闘』)

・黄色い漆喰の高い壁は低い胸壁に変わり、周辺の土地がまた見えてきた。
(出典:クラーク『楽園の泉』)

・ふと首を上げると壁の上に彼が往生した時に取ったという漆喰製しっくいせいの面型マスクがある。
(出典:夏目漱石『カーライル博物館』)

・石と漆喰で固めた天井を切って、そこに小さく屋根がついているのだ。
(出典:小野不由美『十二国記 8 図南の翼 小野不由美』)

類語

セメント(cement)
意味:石灰を主成分とする土木建築用の無機質接合剤。石灰石、粘土などを粉砕し、煆焼(かしょう)・焼成してつくる。(出典:精選版 日本国語大辞典)

モルタル(mortar)
意味:一般に、セメントと砂を混ぜ、水で練り合わせたセメントモルタルをいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)

コンクリート(concrete)
意味:砂、砂利、水などをセメントで凝固させた人造石の事。建材として使用されるものはセメントコンクリートといい、セメントなどの糊状のもので結合させたものを指す。(出典:リフォーム用語集)

三和土(たたき)
意味:たたき土と石灰とにがりを混ぜて練ったものを土間に塗り、たたき固めた床仕上げ。たたき土とは花崗岩や安山岩などが風化した土で、深草土や三州土などが有名である。(出典:リフォーム用語集)

プラスター(plaster)
意味:焼石膏、石灰を主材とする白色の塗壁材のこと。フレスコの下地などに用いられる。漆喰。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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