準備
「準備が整った」などのように使う「準備」という言葉。
「準備」は、音読みで「じゅんび」と読みます。
「準備」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「準備」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
準備の意味
「準備」には次の意味があります。
・ 物事をする前に、あらかじめ必要なものをそろえたり態勢を整えたりして用意をすること。(出典:デジタル大辞泉)
物だけでなく、心や精神状態の用意を整えるときにも使われます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・もうすべてご予定通りに動くように準備ができていますが。
(出典:下村湖人『次郎物語』)
・準備をしておくつもりでいながらなんの準備もできていない事も思った。
(出典:有島武郎『或る女』)
・しかし、自分は失敗に対する第二策第三策をちゃんと準備していたのだ。
(出典:ドイル・アーサー・コナン『臨時急行列車の紛失』)
・準備作業を進めていくうちに、いくつか見えてきたこともある。
(出典:富田倫生『パソコン創世記』)
・それまでは総て単なる実験の準備に過ぎぬということになるのである。
(出典:戸坂潤『現代唯物論講話』)
類語
・用意(ようい)
意味:ある事を行なうにあたり、前もって備えておくこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・支度(したく)
意味:予定、計画などに従って、その準備をすること。(出典:デジタル大辞泉)
・備え(そなえ)
意味:ある事態が起こった場合などに対する準備・用意。(出典:デジタル大辞泉)
・下拵え(したごしらえ)
意味:あらかじめ準備をしておくこと。(出典:デジタル大辞泉)
・お膳立て(おぜんだて)
意味:すぐにとりかかれるように準備をすること。(出典:デジタル大辞泉)