満期
「定額貯金が満期を迎える」などのように使う「満期」という言葉。
「満期」は、音読みで「まんき」と読みます。
「満期」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「満期」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
満期の意味
「満期」には次の意味があります。
・期限が来ること。一定の期日に達すること。また、その時期。(出典:デジタル大辞泉)
期限が満ちることより、一定の期限に達することを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼は僕が二度目に来て満期近くなるまで、この建物の中に雑役をしていた。
(出典:大杉栄『獄中記』)
・この鑑定結果が出た九月一二日は、那須の勾留満期の日にあたっている。
(出典:伊佐千尋『検 屍 M・モンローのヘア』)
・この寒さの最中、満期になって帰って来た高橋の家の息子は帰るとすぐ家へ来た。
(出典:宮本百合子『農村』)
・満期除隊後の方針について相談するためという外出理由をつけて許可を求めた。
(出典:大江志乃夫『凩の時』)
・五年か十年経って満期になると、借金を返して抵当にした妻を請けだす。
(出典:張競『恋の中国文明史』)
類語
・終わる(おわる)
意味:続いていた物事が、そこでなくなる。しまいになる。済む。(出典:デジタル大辞泉)
・満了(まんりょう)
意味:定められた期間が終わること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・締め括る(しめくくる)
意味:物事に結末をつける。まとめる。(出典:デジタル大辞泉)
・満願(まんがん)
意味:期限を定めた神仏への祈願の日数が満ちること。結願けちがん。(出典:デジタル大辞泉)
・失効(しっこう)
意味:効力を失うこと。効果を現わさなくなること。⇔発効。(出典:精選版 日本国語大辞典)